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紅灣半島:未入居高層住宅7棟の取り壊しが決定

2002年度に完成した紅[石勘]の紅灣半島(Hunghom Peninsula)という7棟の高層住宅。 半官半民のプロジェクトで建築された安価な公営住宅でしたが、SARSの影響などにより暴落した不動産価格のあおりを受けていた民間デベロッパー企業を保護するため、当時は分譲が見送られていました。 ここ最近住宅の需要も高まり再度分譲許可が出たのですが、なんとまだ誰も入居していない7棟すべての取り壊しが決定。 というのも不動産価格の高騰により、新規高級住宅を新しく立てたほうが取り壊し費用を考慮しても62億ドル(約822億円)の利益が出るという試算が行われたからだそうですが、これによって環境保護団体などから大きな反発の声があがっています。

8万人の会員を有する香港でも有数の環境保護団体『地球之友』による訴えや、香港環境保護署の(法的な拘束力はありませんが)「環境に優しい方法を最優先してほしい」との訴えも届かなかった今回の残念な結果、取り壊し作業によって生まれる産業ゴミは約19万トンと予測されています。 今回建築、そしてその取り壊しを自ら行う主デベロッパーである新世界発展有限会社の発表によると、ゴミの中から建築資材として使えるものはリサイクルを行い、結果的に6000トンの廃棄物だけで済むとのことですが、それでもかなりの量と言わざるを得ません。 
だれも入居していない新築の高層マンションを7棟を取り壊す、という事自体通常は考えられないのですが…。 ちょっと不思議に感じたのは香港大手ゼネコンでもあり政治界にもパイプを持つとされている新鴻基不動産が、高層マンション完成の2年後に開発プロジェクトに参入しているという点。 なんでこんな大手が(しかも格安の価格で)今回の既に建設の終わっている開発プロジェクトに参入してきたのか?? これによって香港の財政界にしっかりとした根回しが行われて、今回の取り壊し発表に至ったんではないかなぁ、なんて思ってしまう人は少なくないのではないはず。
来月12日は環境保護団体『地球之友』による、取り壊し反対デモが予定されているそうですのでご興味のある方はこちら(公式ホームページ)を確認されてはいかがでしょうか?

「kumabohの指跡」さんをトラックバックさせていただきました。
http://d.hatena.ne.jp/kumaboh/20041117
http://d.hatena.ne.jp/kumaboh/20041130

ソース:Appledaily


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コメント (8)

うらら:

これはこれはとんでもないハナシですよ。
わたしとしては、このご時世に膨大なるガレキを排出することに開いた口がふさがりません。
(トンチンカンな例えかもしれないけど)同じ「服を捨てる」という行為にしても
気に入って何年も何回も着古した洋服を捨てるのと、買ったはいいけど、手持ちの服と合わないからって理由で袖も通さずポイッてのとはわけが違いますよね

つーか、地球に優しくしてくれ~~っ(怒

我が家から見えるんですよ、このマンション。
確かに立地条件はいいし、高級マンションにしたほうが人気がでるかもしれませんね。
しかし、もったいない。リサイクル率の高さをアピールしていますが、異常な事態であることには変わりがありません。 そのマンション、そっくりそのまま我が家の敷地まで移動して持ってきてくれないかなぁ。そして我がマンションと交換してほしい。

取り壊しの際は「ドカーン!」と爆破ですかね?

はじめまして、けりと申します。
昨夜のニュースを見ていて、理解不可能だったニュースです。どこもかしこも壊しては高層マンションを建てる都市開発の方法、なんか間違ってるんじゃないのって思うのはわたしだけではないはずです。その究極なんじゃないでしょうか。
うちの相方(香港人)は「税金ドロボー!」とのたまっておりました。(半官半民ということは、税金遣ってますよね?)

gong:

でもこのニュースが流れる前はあの建物群を見て「何故この一等地にこんな居屋が...」と思ったのも事実な訳で。

hiro:

税金的には政府は自分らの持ってる権利を開発業者に売るということで血税が無駄になるということは論理的にはないのですが。政府主導の公団住宅ということで建てた物件が売れないんじゃこれは政策に問題あり!がれきの山とかし環境問題ってのもわかるけど、政府のみとうしのあまさとかもっと叩くべきではないでしょうか!?

日本の公団も今となっては用をなさなくり清算されてきてますがそれでも少なくとも20年まえまではその目的ははたしていたわけで、97年の返還以後、市民の為にその持ち家率をあげようと思ってやった政策ですが、とりあえず建てて安くしとけば売れるだろうってそのくらいしか考えてなかったんじゃねーの!?

ってのは下衆の勘繰りというか、ちょっと極論すぎるかもしれませんが、結果はそうなっちまったしねー。これでいいのか 香港!? 返還前のほうがよかったよ(ハァー)なんて言われる日もちかい? 西九龍の文化施設大丈夫!?

利用不能な廃棄物は70数万トン。さっき専門調査委員会がLEGCOで組織されることが決まったようです。

他の高官は経済原則と政府歳入増の観点から問題ないとぬけぬけと言っていますが、環境保全の問題から廖秀冬(Sara?Liu)が意義を唱えていますが、だんだんトーンダウンしています。 また押し切らせそうですね。

みなさんのレス、興味深く読ませていただきますた。
書き込みありがとうございます。
そしてこのネタを提供してくださった方にも感謝です。

個人的には香港政府といい、そして今回のデベロッパーといい残念ながら
「香港での典型的な発想」の悪い部分のみが露呈してしまった感は否めません。

「短期での金銭的収益管理」を重視する香港では今回の一連の取り壊しに関して
ある意味合理的なのでしょうが、環境団体や市民一人一人が何に対してここまで
不満を抱いているのかが、ぼやけてしまっているような気が。

政府が主体となったプロジェクトでさえ金銭的な収支だけを考えて問題を解決
している限り、そこに住む市民がもっと広く長期的な視野をもって環境保護に
関して自然に取り組んでいけるようになるまでには、まだまだ時間がかかるのでは?
と思ってしまいます。 ショボーン━━(´・ω・`)━━

ま、これで腐らずに一人一人ができる事をし続けるのが大切ですが。

うらら:

で。
取り壊し、撤回されましたね…
これまたいろんな方面で論議を呼びそうですわぁ~

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2004年11月30日 11:59に投稿されたエントリのページです。

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