香港そして中国華南地区に広がる深刻な大気汚染。 香港では日中の大気が白くくすんでしまっていることは珍しくなくなってしまいました。
今回広東省政府と香港特別行政区政府によって、大気汚染物質の排出権取引制度の導入が合意されました。
対象となるのは両地域の発電所から排出されている二酸化硫黄(SO2)など4物質で、2010年までに2002年度と比較してSO2は40%、窒素酸化物(NOx)は20%の削減を目標としているそうです。
排出権取引とは、97年に地球温暖化防止会議で採択された京都議定書が有名ですよね。
排出量取引の種類は大きく分けて2つあるそうですが、一般的に認知されているのは「キャップ・アンド・トレード」ではないでしょうか?
例えば今回のケースであれば香港・広東省それぞれ10万トンのSO2排出を目標にしたとします。
香港の排出量が目標を下回る7万トンだった場合、あまった3万トンの排出権を広東省に売却することができる仕組みが排出権取引となります。
結果的に両地区トータルで20万トンの枠を超えないように、相互協力をして柔軟に対応することが可能となります。
今後、行政単位ではなく企業単位でも排出権取引が実行されるようになると、より一層環境保護意識が高まるのかもしれませんね。
ソース:日経ネット
